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TAGS: バンドソー, BANDSAW, 帯鋸

今回もバンドソーのパーツが持つ意味について解説していきます。

前回に引き続き、バンドソーのパーツの名前を見てみましょう

 

 

Sで表されている厚さは勿論、分厚ければ分厚いほどバンドソーの強度は増していきます。

しかし厚ければ厚いほど、切削が終わった後の被削材の量は減ってしまいます。

これはバンドソーが被削材を切っているのではなく、削って分けているためです。

↑包丁での切断の図。切断前と切断後の総量は(ほぼ)変わりません。

↑バンドソーでの切削の図。

 

被削材が高価であれば高価であるほど、なるべく減ってしまう量は少なくしたいですよね。

バンドソーの強度と被削材の失う量、どちらを選ぶかですね。

 

bの幅も強度に関係する部分です。

幅は小さければそれだけボディの部分のバック材の量が少なくなるので、バンドソーの単価としては安くなります。

下図の通り被削材を切削中に、バンドソーがむき出しになっている部分の両端にマシーンの荷重がかかるため、バンドソーはへの字にたわむ傾向があります。

幅が極端に小さいとバンドソーが極端なへの字になり、破断する危険があります。

切削に適した幅を、バンドソーマシーンが何処まで対応できるかを確認しながら選びましょう。

 

γのクリアランス角、これもバンドソーの強度に関係する部分です。

この部分の角度が浅いと刃の背の部分が盛り上がるような形になりますが、これは刃自体の強度を上げるための形です。

この形にすることにより、切削中に刃にかかる力を浅い角度の部分で支えることにより、刃の強度を上げています。刃にストレスがかかりやすい束になった材の切削や、硬質の材の切削に向いています。

 

次回は引き続きバンドソーの構造の持つ意味についてお知らせします。

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